出川イングリッシュの破壊力がすごい。毎回が神回で面白すぎる!

■出川イングリッシュってなに?

『出川イングリッシュ』は日本テレビ系のテレビ番組
『世界の果てまでイッテQ!』の中の企画の一つである
『出川哲朗のはじめてのおつかい』で出川哲朗が披露する
独自の英語表現です。

『出川哲朗のはじめてのおつかい』は欧米などの英語圏の地域に
出川哲朗が訪れてミッションをクリアするという企画で
この際、通行人に声をかけてヒントを聞き出さなければいけません。

ところが、出川哲朗の英語力は中学生以下……というか
かなりめちゃくちゃなのです。
しかし、それが面白い!と放送第一回からかなり人気の企画となっています。

例えば「メニメニ(とても)」は「many」と言いたいのですが
本来の英語とは異なり、出川さんの場合は不可算名詞でも使います。
「セイセイセイ!(言え言え言え!)」は「say」を重ねたもの。
相手をまくしたてるときに勢いで使われていました。
これだけでもめちゃくちゃ度合いがよくわかりますよね。

ネイティブでないごく一般人の私達は
英語を話す時に、まず『主語+動詞』というように
学校で習った文法通りに文章を組み立てて話そうと考えます。

しかし普段英語を使っていないと、その文法すら正しいか思い出せず
英語を話そうと思ってもまごついてしまいます。
ところが、出川さんはめちゃくちゃな英語なのに
なぜか通じてしまって、ミッションを毎回クリアすることができるのです。

これは他の人ではできないことです。
なぜなら、同行する河北麻友子さんはアメリカ育ちで
英語がペラペラにも関わらずミッションがクリアできないこともあるからです。

■出川イングリッシュはなぜ通じるのか?

めちゃくちゃな出川イングリッシュが、なぜ現地の人に通じるのか?
「Theカタカナ英語」で発音は酷いし、文法はめちゃくちゃだし
間違った意味の単語を使いまくるし、本当に酷いレベルです。
もし英語のテストならぶっちぎりで0点になってしまうでしょう。

それでも通じてしまうのは、出川さんのコミュニケーション能力の
高さに理由があるのだと思います。
実際、英語がペラペラの河北さんが現地の人に話しかけても
「なんだこいつ」とスルーされてしまうことが多々あります。

ところが出川さんだと、百発百中と言っても過言でもないほど
なぜか必ず立ち止まって出川さんの話を聞いてくれるのです。
そして何かを伝えようとしていることを
相手側が必死に汲み取ってくれます。

出川さんのめちゃくちゃな英語から
「もしかして、こう言いたいのかな?」「これを聞きたいのかな?」と
相手が推測してくれるんですね。

たぶん、出川哲朗さんが相手の目を見て、臆すること無く話しかける姿や
言葉が分からなくても一生懸命何かを伝えようとしている姿に
自然と好感を抱くから、相手も応えようとしてくれるのでしょう。

■出川イングリッシュが英語の授業に使われたことも!

例えば道を聞く時、私達は「Where is the train station?」と聞こうとします。
この時「What」を使ってはいけないし
更に「How」を使うのは絶対違うと判断するでしょう。

これくらい簡単な文章であれば間違いませんが
逆にもう少し複雑な文章になれば、あれ?Whichを使うんだった?
それともWhenだった!?と混乱しがちです。

特に外国の方を目の前にすれば、慌ててしまって
冷静になれば分かるような簡単な英語すら出てこないこともあります。

しかし出川イングリッシュを見ていると
言語というのは究極、コミュニケーション手段の一つなんだと思えてきます。
必要なのは、単語をたくさん覚えることでもなく
文法を正しく組み立てることでもなく、お手本通りにきれいに発音することでもなく
本当に必要なのは「度胸」であり「伝えようとする意志」なのだとわかります。

だからこそ、出川イングリッシュは英語教材として
英語の授業に使われることもあるそうです。
「正しく話そう」とするよりも「伝えよう」という気持ちこそが
英語を話せるようになる最も近道だということがよくわかりますよね。

■出川イングリッシュの挿絵もいい味出してます

出川イングリッシュの良いとろころは、挿絵もそうですね。
大人は番組を見ていれば、出川さんの英語がめちゃくちゃなことがわかります。
とんでもない英語を話しているのに、なぜか通じてしまうー―
というミラクルを見ているだけでも大爆笑です。

でも、この番組を見ているのはめちゃくちゃ英語を見て、理解して
笑いに変換できる大人だけではないんですよね。
子どもたち世代も見ているわけです。
そこで力を発揮するのが出川イングリッシュを補完する形で登場する挿絵です。

例えば「ビーカーミュージアム」「ラッキークマ」
「メニメニコーンインザストロングハウス」「トラックマンミュージアム」など
数々の名言が挿絵として登場します。

これが入ると出川イングリッシュの何がおかしいのか
わからないような世代の子供達でも
出川さんがめちゃくちゃなことを言っていることがよくわかるし
具体的にイメージしやすくなります。

そのままでも面白い出川イングリッシュを更に面白くしているのは
この挿絵の力でもあると思います。
毎回、担当のイラストレーターさんは一体どんな気持ちで
この挿絵を描かれているのでしょうか?

そして英語の意味にすると、こんな変な意味になるよ~
っていう出川イングリッシュなのに、なぜか相手に伝わってしまう
正解にたどり着いてしまうというのは、さすがだなと思います。

もしこれだけの高いコミュニケーション能力があり
相手に伝える力を持っている出川さんが
本気で英語を学んだとしたら、すぐにペラペラになりそうですよね。
ファンとしては、いつまでも面白いものを見ていたいので
絶対に英語を学ばないで欲しいところです(笑)

■「出川はじめてのおつかい」過去回データ

●第一弾 ニューヨーク

記念すべき第一回目はアメリカのニューヨークが舞台でした。
タイムズスクエアと国際連合本部、自由の女神がミッションです。

第一弾で最も印象に残っているのが、自由の女神を
「フリーウーマン」「ビックホワイトドール」と表現したことですね。
確かに自由の女神って白っぽいイメージがあるんですよね。
画像で検索すると緑色をしているんですけどね、像=石膏でできている=白いもの
っていう先入観があるからでしょうか。
学校の美術室にある石膏像のようなイメージがあるので
出川さんが緑色じゃん!?と驚いたのも納得という感じでした。

●第二弾 ロンドン

二回目の舞台はイギリスのロンドンです。
大英博物館に行くというのと、国会議事堂を訪れました。

最も衝撃的な発言はアヒルを「ガーガーバード」と表現したこと。
他の回でもそうなんですけど、出川さんは擬音で押し切ろうとするところがありますよね。
確かに音というのは世界共通なので、理解しやすいのかもしれませんね。

そしてガーガーバードで通じないからと言って諦めないこと。
立て板に水のように、次から次と関連ワードを出すことで
英語はめちゃくちゃなのに、なんとなく通じてしまうんです。
「世界三大チキンの一つ」「ミッキーマウスはマウス、ドナルドダックはワッツ?」には笑ってしまいました。
ダックって自分で言ってますよね(笑)

●第三弾 サンフランシスコ

第三弾の舞台はアメリカのサンフランシスコでした。
同行者の出川ガールズは第一回、第二回は河北麻友子さんでしたが
三回目は谷まりあさんです。
どうやら同行者は2回ずつで交代になるようですね。

吹き出してしまったのは刑務所を「ウォンテッドハウス」と表現したところですね。
刑務所=指名手配犯が沢山いる⇒ウォンテッドになるのが出川イングリッシュです。
ただ、せっかく「アルカトラズ」を引き出したにも関わらず
3歩歩くと忘れてしまうポンコツっぷりにもお腹を抱えて笑います。

普通、いい年の大人ならサンフランシスコの観光名所=アルカトラズ島
ってことくらいは把握してると思うんですよね。
刑務所をなんて英語で言うのか忘れてしまっても
「ああ!アルカトラズか!」って思ったら忘れないと思うのですが……。
出川イングリッシュが面白いのは、英語力が低いからだけじゃないですよね。

●第4弾 ワシントンD.C.

第四段はワシントンD.C.で国立宇宙博物館へ行くことや
国立公文書館で独立宣言書をリポートするというもの。
「国立宇宙博物館」や「国立公文書館」などちょっと難易度の高そうに感じる
ミッションが連続したので、ミッション達成ならずか!?と思いきや
今回もきっちりミッションをクリアする出川さんでした。

独立宣言を英語に訳すことができない出川さんが「ワンオンリー セイ ブック」と
表現したのには驚きましたね。
そしてこんな状態なのに、なぜか正解を引き出して
最後にはミッションをクリアしてしまうミラクルっぷり。
見ていてもなぜ正解を引き出すことができるのか、本当に奇跡を感じます。

●第5弾 ニューヨーク

第5回目の放送は二回目のニューヨークですね。
こちらの回は初っ端からとんでもない名言が飛び出します。
ニューヨークにある空母やゴッホの自画像をリポートしようという
ミッションなのですが、空母を「スカイママ」と表現した伝説回です。

確かに空母は日常的に接する単語ではないので「Aircraft Carrier」が
出てこないのはわかるのですが、それにしても直訳過ぎます。
空=スカイ、母=ママだからスカイママ。
通じるわけがありません。

その後も「ゴッホ」の発音でつまずくところも見どころの一つです。
英語では「ファン・ゴッホ」ではなく「ファンゴー」と発音しなければ通じません。
これは最後のghを発音しないからです。
単語が分かっていても正しく発音できないから通じないという
もどかしさを感じる回でした。

●第6弾 バンクーバー

やってきたのは初のカナダ、バンクーバーです。
蒸気時計や科学博物館を訪れたのですが
「リトマスペーパー ウオーターにペチャ」は最強に笑えました。

せめて「ウォーターにイン」とかならわかるんですけど
あえての「ぺちゃ」擬音語です。
他にもぬいぐるみを「ふにゃふにゃベア」と表現するなど
びっくりするような擬音の使い方が目立つ回でしたね。

しかしイギリスでもアメリカでもカナダでもコミュ力の高さを発揮します。
普通であれば、知らないおっさんに話しかけられたら無視しそうなものですが
どんな人も出川さんが話しかけると立ち止まってくれるんですよね。
外国の人もすごく親切な人が多いんだな~と改めて温かい気持ちになりますね。

●第7弾 ロサンゼルス

何より驚いたのは消しゴムという簡単な英単語が分からなかったということ。
さらに「ゴシゴシマシーン」と表現したことですね。

出川さんなら「ペンソー ノートブック セイ!カモン!」みたいに
言うのかと思えば「ゴシゴシマシーン」です。
ゴシゴシは擬音語だし、マシーンって!

失恋がBROKEN HEARTなのも割と簡単な気がするのですが
そういう問題でもないのが出川さんですね。
よくこの英語力でミッションをクリアできるなと関心してしまいます。

●第8弾 シアトル

イチロー選手の本拠地でもあるシアトルにやってきた出川さん。
観覧車を「ボーイ&ガールズ チュウチュウボックス」と
繰り返しているのがとても印象的な回でした。

観覧車が英語にできないのはわかるのですが
キスするための施設でもないのに、思い込んでいます。
出川さんは観覧車に彼女を乗せてキスをしてきたのでしょうか?笑

シアトルは目立った観光地がないことから
訪れる施設はちょっと地味でしたが、飽きさせないのは
出川さんだからですね。流石です。

●第9弾 サンディエゴ

海軍の街サンディエゴを訪れた出川さんは水兵の銅像を探します。
この回は本気で名言が飛び出しまくりでした。

第9回目にもなると視聴者も飽きてしまうというか
面白さへのハードルも上がってしまうと思うのですが、そんなことはありません。
「メニメニシーポーシーピーポーハウス」などパワーワード満載です。