ピルを飲むと濡れない・感度が悪くなるの?ピルとセックスの疑問集

ピルを飲むと濡れなくなった女性

ピルを飲むと「濡れなくなる、感度が悪くなることがある」という話があります。
勿論個人差はありますが、ありえないことではありません。

具体的にピルを服用した女性の感度を計測した研究があるわけではないので全員がピルを飲んだから感度が悪くなったりするわけではありません。ほとんどの人はピルを飲んだからといって、性行為で異常を感じることはないのですがごく一部の方で感度が悪くなった気がする、濡れなくなった気がするという話があるのです。

これはホルモンバランスが関係していると考えられます。ピルを飲むと人工的にエストロゲンとプロゲステロンを補給した状態になり、脳は妊娠している状態だと勘違いするため、排卵が止まります。性欲というのは、言うなれば子孫繁栄のために起こる本能ですから脳が妊娠していると勘違いすれば、減退するのも当然です。妊娠中に性欲が減退するというのはよくある話でパートナーに対する愛情は変わっていないのに、どうしてもそういう気になれない・・・これもホルモンバランスが関係しているからです。

もしピルを飲んだ結果、性欲が明らかに減退した場合や性交痛があるなどトラブルがある場合にはピルとの相性が良くないのかもしれません。特に1相性に属するピルは毎日同じホルモン量が投与されるため性欲減退が起こりやすいそうです。3相性と呼ばれるより自然なホルモンバランスに近いピルに変更することで性欲が戻ってくるかもしれません。ピルを飲み始めてからパートナーとのセックスが楽しめなくなったと感じる方は是非試してみて下さい。
ピルの相性についての解説はこちら

ピルの避妊失敗率を他の避妊法と比較

避妊失敗率一覧表

日本ではピルを飲んでいる人があまり多くありません。世界的にみても日本人女性のピル使用率は低く、低用量ピルが増えて副作用が減りつつあるにも関わらずピルを使用している人口はそれほど増えていません。

ピルの避妊効果はほぼ100%です。これほど高い避妊効果を誇る避妊具は他にはありません。たとえば、一般的な避妊方法として知られるコンドームは3~12%は避妊に失敗すると言われています。正しく使っているつもりでも、穴が開いてしまったり破けてしまったり、装着前のペッティングなどで100回のうち3回から12回は失敗してもおかしくないのです。

またコンドームは男性主導の避妊方法です。男性が装着を拒否したり、途中で取り外されてしまえば女性が避妊することはできません。男性任せにせずに、自分の意志で行える避妊がピルというわけです。

避妊手術をすれば、ほぼ100%妊娠することはありません。しかし一度避妊手術をしてしまえばもとに戻すことはできません。若い女性にとってリスクしかない行為ですよね。

他にも子宮内避妊具は経産婦でなければ使えないということもあります。ペッサリーはコンドーム以上に失敗する確率が高く殺精子剤を使ったとしても失敗率は6%~18%となっています。

ちなみに避妊をせずに性交渉をすれば、失敗率は85%です。望まない妊娠は女性を不幸にします。出産をするにしても、堕胎をするにしても大きな負担となります。確実に避妊をしたいなら、低用量ピルの服用が一番安心ですね。

普通のピルとアフターピルの違い。避妊目的ならアフターピルで十分なの?

アフターピル

アフターピルは普通のピルとは違ってコンドームを付け忘れた、コンドームが破けてしまったなどトラブルが起きてしまったときに服用することで望まない妊娠を避けるものです。普通のピルは21日間連続して服用して7日間休む28日サイクルで継続して使用しなければいけませんが、アフターピルなら1回~2回の服用で避妊をすることができます。このため、セックスの後にアフターピルを飲めばいいんでしょ?と思う方がいるかもしれません。
しかしこれは大きな間違いです。

まず、アフターピルの避妊率は100%ではありません。現在主流のLNG法(ノルレボ)を採用したアフターピルは避妊率が95%と言われています。5%の確率で避妊に失敗する危険性があります。

また、アフターピルは薬局などで販売されていません。婦人科で処方してもらわないと手に入れることができないのです。性交後72時間以内に服用しなければ効果が得られないため、忙しくて病院に行くのが遅れた、となれば妊娠の可能性が出てきてしまいます。月経が来るまで避妊が成功したかどうかは分かりませんから不安を抱えることになります。(ちなみにアフターピルは中絶薬ではないので、着床後に飲んでも効果は得られません)

金額も高いです。保険は使えないので、だいたい13000円~16000円くらいします。避妊に失敗するたびに慌てて婦人科に駆け込んでいればかなり家計を圧迫してしまいますね。

低用量ピルならひと月2000円~3000円で処方してもらえますし、通販などを使えば1000円程度で入手することが可能です。アフターピルは緊急避妊薬と言うように本当に緊急の時に使うものです。頻繁に使うための薬ではないので、避妊をしたいなら低用量ピルを継続して飲むべきでしょう。

ピルを飲むと性病が防げるのは本当?

ピルを飲むと性病が防げるというのは大間違いです。 ピルで防ぐことができるのは「望まない妊娠」だけです。 産婦人科で処方されたピルを飲めば性病も予防できるという噂があったとしたら それは大嘘ですから絶対に信じてはいけません。

一部の人ではピルを万能薬のように考えている人がいます。 例えばピルを飲むとクラミジアや淋病にかかりにくくなったり 性器ヘルペスを予防することができたり、エイズにならなくなったり・・・そんな風に考えている人がいます。 でもこれは大きな勘違いです。 ピルを飲む=妊娠しない=生で出来る=中で出しても大丈夫=性病にもならない。 こういう風に間違った解釈をしているのです。

ピルで出来るのは妊娠をしないということ。 性病を防げるわけではないので、性行為をするときには 性感染症のリスクを考えるとコンドームを使用したほうが良いのです。 ただ、ピルを飲んでおけばコンドームが破けてしまったときや途中で外れてしまったときなど避妊に失敗したときにも焦らなくて済みます。

子どもができないからと油断して安易に不特定多数と性行為を持てば、性感染症になってしまう可能性はぐんと高まります。そして性感染症になってしまったことから不妊につながってしまうこともあるのです。むしろピルを飲んでいるという油断がコンドームの不使用につながり性病になってしまったというケースが増えています。

特に怖いのがクラミジアです。半数の女性はクラミジアに感染してしまっても症状が全く出ません。知らず知らずのうちに感染してしまい、パートナーに感染させ・・・と 患者数を増やしています。クラミジア菌に感染すると不妊症や子宮外妊娠のリスクを高めます。

ピルは望まない妊娠から確実に自分を守るため。性感染症から身を守りたいなら、コンドームの使用と定期的な健診。また不特定多数との性行為を持たずに、堅実な交際をするのが一番です。

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